テレビ60年

 NHK総合テレビで2月1日「テレビ60年」という番組を放送した。テレビが始まったのは私が8歳の時。当時の値段が17万円ほどだったという。その頃の公務員の月給が5,000円程だったそうだから、かなりのお金持ちしか買えなかった。小中学生の頃は、近所のお得意さんの縁先から力道山のプロレスなどを見させてもらったことが懐かしい。神社の境内に屋外テレビなども設置されていた。
テレビを家でゆっくり見られるようになったのは、高校3年から居候させてもらった義兄の家でだ。この番組に出ていた著名人達がテレビの思い出をそれぞれに語っていた。プロレス、ひょっこりひょうたん島仮面ライダー浅間山荘事件、東京オリンピックプロ野球、大相撲、月面着陸etc. いま思い出すとそれぞれに懐かしい。
 居候の時はチャンネル権がなかったので、私の思い出としたら、姉夫婦と一緒に見ていたプロ野球や、シャボン玉ホリデー、11PM、日曜名作劇場あたりだろうか。結婚した時にはカラーテレビがまだ高かったので、電機メーカーに勤めながらも取引先の電気屋さんから白黒テレビを安く買った。子供が生まれ、北本の団地に引っ越し、14インチのカラーテレビを買った。当時としては14インチでも結構な値段がしたと思う。
 その頃の番組はほとんど記憶がないが、NHK教育テレビをよく観ていた。家内と家内の実家からは、私のことを「3チャンネル」とあだ名されていたこともあった。今も教育テレビを見ることがよくある。つまらぬ民放よりよほど面白いことが多い。
 番組の最後の方で、永六輔が「テレビの音声だけを聞いて、テレビを見たくなるようでなければいけない」という言葉が印象的だった。
NHKも民放も少しはまともな番組があるが、昨今のB級お笑いタレントや、品のないギャルやオネェたちの騒がしい番組は聞くに堪えず、見るに堪えない。
 NHKも民放も、国民をB級化させるのではなく、国民を成長、目覚めさせる番組作成に努力してもらいたいものだ。