<告別式の読経>
知人の告別式に参列した。坊さんの読経、それぞれの宗派によってお経は異なる。昨日告別式の宗派は、我が家と同じ浄土宗。何度も聞いているのだがお経の意味はほとんど分からない。今までに仏教書で浄土三部経はひろい読みはしてきたので、坊さんが無量寿経や観無量寿経、阿弥陀経を読んでいることは分かるのだが、それらのお経のどの部分を読んでいるのかは分からない。浄土三部経はどのお経も現代語訳されたものは難しいものではなく、特に観無量寿経などはストーリーとしても面白い。
葬式に参列する人もほとんどの人が坊さんの読むお経がどんなストーリー、どんな意味なのかを知らないのではないだろうか。葬儀の際に読みあげるお経の原文とその現代語訳を一部でいいから参列者にコピーを配って、読経の前と後に簡単な解説をしたらいいのではないかと思う。しかし、私の参列した多くの葬儀でそのようなことをした坊さんはいなかった。やり方に工夫が必要だろうが、こういうことをやれば若い人の仏教への理解、関心なども少しは高まるのではないかと思う。