<楽天日本シリーズ制覇>

 昨日、田中で負けただけに、今日の試合はどうなる事かと心配した。苦労しながらも楽天が最後は勝つのではと思っていた。先発の美馬が初回は心配したがその後6回まで巨人を0に封じた。楽天につきもあったか、7,8回は則本、最後はシナリオ通りの田中が登板し、前半の3点を守りきって、日本一を勝ち取った。
 星野監督は言わずもがな、投手陣の田中、則本、美馬や、打者の岡島、藤田、銀治、松井、どの選手にも“気”が溢れていたように感じた。一方の巨人はどの選手も楽天よりも上手(うわて)だと思うのだが、投手も打者もなんとなく「気合い」を強くは感じられなかった。“チームが一丸となって”とはよく表現される言葉だが、選手、監督、関係者の各人の力、気持ちの“ベクトルの総和”が巨人の“総和”よりも強く、大きかったということではないか。勝敗の分かれ目はその辺にあったのではないだろうか。
 日本シリーズを全試合TV観戦したのは初めてだった。ともかくも、今年の日本シリーズは面白かった。