先月からインスリン注射が薬に代わった。数値が下がったからだ。特別なことをした訳ではなく、ご飯の量を半分に減らしたのだ。そんな時、家人が図書館から上記の本を借りてきた。作家の宮本輝と、糖質制限食を推進している京都の高尾病院理事長の江部康二という医師の対談形式で語られている。お二人とも親兄弟、親戚が糖尿病になって合併症で亡くなったり、壊疽から足を切断したりしたという。そんなお二人も境界型糖尿病になり治療のひとつとして糖質制限食にいきついたという。実際の経験を元に糖質制限食の効果をを語っているので説得力がある。
我ら糖尿人、元気なのには理由(ワケ)がある。 ――現代病を治す糖質制限食
- 作者: 宮本輝(みやもとてる),江部康二(えべこうじ)
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/08/07
- メディア: 単行本
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また、糖質制限食は血糖コントロールだけでなく、中性脂肪、コレステロールの減少にも効果があり、肥満の解消にもつながったという。加えて、人間が糖質を取り始めた時からの歴史からも考察し、近代のかなりの病が解消されるというから、糖尿以外の方も一読をお薦めする。
この糖質制限食、ただ米、食パン、麺類などの炭水化物を減らし(できれば無しに)、糖質以外は何でもOKという。早速控えていたステーキを食べる。酒も日本酒、ビール、ワインなど醸造酒以外はOKという。ビール好きの小生としてはつらいが、糖質ゼロの発泡酒も最近はビールと間違えるようなものも出てきているのでこれで我慢すればいいだろう。
そんなわけで、この治療法は一石二丁。三丁の効果が出そうだ。
家人が「やっと本腰を入れて糖尿に向き合ってくれた」と言った。