「タモリ論」(樋口毅宏:新潮新書) 

 友人、小川さんからのタモリの「戦後日本歌謡史」をYouTubeで聞いて、タモリの凄さが分かった。私とタモリは同じ歳、30代の頃はタモリに似ていると言われていたこともある。初めてテレビに出てきた時から、面白い芸人が出て来たものだと感心していた。一時期は「笑っていいとも」を良く見ていた。平日はなかなか見られないが、日曜日の特集ではテレフォンショッキングの一週間分を見るのが楽しかった。
 そういえば、書店で「タモリ論」という本が書店に並んでいるのが気になっていた。BookOffにあったので読んでみた。タモリのことをもう少し分析し、詳しく描いているのかと期待したが、たけしやさんまの記述が多く、”タモリ論”を期待したことは少々裏切られた。タモリに関わる裏話、たけし、さんま達との関わりなどには面白いものがあった。