12月には、田中英道先生の「日本の宗教 本当は何がすごいのか」、『戦後日本を狂わせた左翼思想の正体 戦後レジーム「OSS空間」からの脱却』どちらも読み応えのあるほんだった。この他、鎌田實の「下りの中で、上りを生きる」、「○に近い△を生きる」、この二冊は同じような内容だが鎌田實さんが、22年間でチェルノブイリに97回もの医師団を送り出し、14億円の医療機器や医薬品の支援や、福島への医療支援など、行動する医師としての発言には重みと深みがあった。
正解の○ではなく、別解の△を見つける「別解力」を磨けという。政治の問題や、老人問題、等、世界を見て来ての意見にはせっとくりょくがあった。
大晦日に読み終えたのは、家人おすすめの、玄侑宗久、釈徹宗の対談集「自然(じねん)を生きる」です。最近は家人も坊さんの書いたものをよく読んでいて、特に玄侑宗久と南直哉がお気に入りでよく読んでいる。
釈撤宗は1961年生まれ、浄土真宗の若手インテリ僧侶だ。「いきなり始める仏教生活」という本を読んでいたが、なかなかの坊さんだと思っていた。
玄侑宗久の臨済宗と釈徹宗の浄土宗、浄土真宗の対論が面白かった。
第1章:システム化された現代
第2章:縦と横 第3章:日本人と浄土 第4章:物語を共に生きる 第5章:閉じてつながる
と、どの章も、道教、儒教、神道ばかりでなく、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの考えと対比しながらの対談が新しい視点を語っているところが面白かった。
傍線を引いたところ、付箋を貼ったところを読みなおし、メモを取っておきたいと思う。
さて、2015年の読初は何にしようか?
(025)下りのなかで上りを生きる: 「不可能」の時に「可能」を見つけろ (ポプラ新書)
- 作者: 鎌田實
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(001)○に近い△を生きる 「正論」や「正解」にだまされるな (ポプラ新書)
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- 作者: 田中英道
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戦後日本を狂わせた左翼思想の正体―戦後レジーム「OSS空間」からの脱却
- 作者: 田中英道
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- 作者: 玄侑宗久,釈徹宗
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