ブルーブラックインク

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 先日万年筆のことを書いた際に、インクの事をググってみた。ブルーブラックというのは、青と黒の中間の色とばかり思っていたが、書いたときには青が強いが、時間経過と共に黒っぽくなってくるという。これはインクの中の鉄分が黒くなるためのようだ。
 万年筆を発明したのはイギリス人。イギリス王室のカラーはロイヤルブルー。インクの色が黒ではなく、ブルーブラックになったのは、そんなことも関係しているのだろうか。
 そういえば、私が初めて万年筆を使った時(中学生)、インクはブルーブラックだったと思う。ブルーコピーやコピー機が発達してきて、会社の書類をコピーすることが多くなって、黒のインクを使うことが多くなった。
 リタイアしてからは日記や私的な手紙を書くのがほとんど。黒で書く必要もなくなった。同時に黒よりもブルーブラックのほうがなんとなく味わいがあるように思えてきた。そんなわけで、新しくプラチナのセンチュリーを買ったのを機にブルーブラックに変えたというわけだ。
 ブルーブラックでググってみると、世の中には万年筆オタクだけでなく、ブルーブラックインクオタクもいることが分かって面白かった。世界の万年筆メーカーのモンブランペリカン、パーカー、シェーファー他、国産のパイロット、プラチナ、セーラーなどの、インクの色合い、成分、耐光性、耐水性、等を比較検討しているオタクさんがブログなどに書いている。
 文房具オタクのヘンリーもインクに関しては蘊蓄を語れなかった。
以下の画像は、私が今使っているボトルインク。万年筆はたくさん持っているので、私もちょっとインクの違いを楽しんで文字を書いてみようと思う。