高校時代からの友人二人からの勧めで年末から正月にかけて読んだ。
上下二巻かなり読みでがあって、世界史、人類史をほとんど勉強してこなかった私には、勉強になり、考えさせられるところが多かった。盛りだくさんの内容なので、概要については、以下の週刊文春の記事がよくまとまっていると思うので、コピペさせていただきました。
(週刊文春 2016.11.14掲載)
三つの重要な革命
たとえば、サピエンス躍進の起点となった認知革命はおよそ7万年前に起きた。原因は遺伝子の突然変異らしいが、サピエンスは柔軟な言語をもって集団で行動できるようになり、先行する他の人類種や獰猛な動物たちを追い払った。この認知革命によって獲得した〈虚構、すなわち架空の事物について語る〉能力は神話を生み、大勢で協力することを可能にした。後に国家、法律、貨幣、宗教といった〈想像上の秩序〉が成立するのもここに起因している。
〈私たちが直面している真の疑問は、「私たちは何になりたいのか?」ではなく、「私たちは何を望みたいのか?」かもしれない〉
今、読まれるべき本である。