三月通信句会

 3月の句会はコロナウィルスの影響で、郵送するという通信句会となった。結果が添削とコメント付きで返却されてきた。私が投句してものは以下の三句。

地に低く孫戯るる福寿草
コロナの火仲春の世に人を焼く
朧月ジャズと水割り温々と

・コメントは「地に低く」は一考
・コロナの火の句は擬人化に一考の余地があり、言葉が強すぎなので控えめがいいとのこと。報道や伝聞は身に引き寄せて詠まないと、評論や川柳っぽくなってしまうという。なるほどである。
・朧夜のジャズと水割りのいい雰囲気を描けたが、肝心の下五の温々とで句が壊れてしまって、何が温々となのかもう一つわからないとのこと。
 なるほど、自分だけで温々としたのでは自己満足に過ぎないのだろう。

 句会の他のメンバーの作品とそのコメント読んで、句作の難しさを改めて教えられた。
 俳句を始めて、改めて日本語の奥深さ、難しさを実感している。4月も通信句会となった。初回にめげずに精進しよう!