「7日間ブックカバーチャレンジ 」を終えて

「7日間ブックカバーチャレンジ 」
7日間チャレンジして、七冊、何を選ぼうかと思案したり、書棚から探したり、断捨離にも貢献した。さらに言えば、我が青春時代から今日に至るまでの読書遍歴を振り返る良い機会にもなった。
 どの本、どの著者が自分にどのように影響を与えてくれてきたのかを振り返ることもできたように思う。 
 これから先、どんな本が新しい感動を与えてくれるだろうか。座して待つのではなく、まだまだ自分で歩いて、探して行かなくてはいけないと思っている。
 貴重な経験をさせていただくきっかけを与えていただいた小川さんに改めてお礼申し上げるとともに、面白い本の紹介をお願いしたい。


 

「7日間ブックカバーチャレンジ Day-7」 「無心ということ」(鈴木大拙:角川文庫)

「7日間ブックカバーチャレンジ Day-7」 「無心ということ」(鈴木大拙:角川文庫)


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このチャレンジ、最終日になったが、あと一冊どれにしようか悩んだ。ブックカバーは四冊載せましたが、鈴木大拙の「無心ということ」にしました。
 21歳の時にこの本に出会い、"心無心"ということを教えられた。卓球の試合の時だけでなく、ことに当たって、いざという時に、いつも自分に"心無心"と言い聞かせてきた。
 未だに心無心の境地にはなかなか至らないが、心がけは忘れないようにと思っている。

 

 

「7日間ブックカバーチャレンジ Day-5」 「免疫の意味論」(多田富雄)  

「7日間ブックカバーチャレンジ Day-5」
「免疫の意味論」(多田富雄)


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 この本、高校一年からの友人で文学青年で読書好きだったが、文学の道に進まず医学に進み、開業医をしているK君が勧めてくれた。 
 千葉大の免疫学の権威の多田富雄さん、能の脚本を書いたほどに、能にも造詣が深い。
 帯にも書かれているが、免疫学の領域を越えて、人類の意識、意識下の新しい流れ、免疫システムの凄さ、素晴らしさを教えてくれた本であった。
 他にも、「生命の意味論」「脳の中の能舞台」や柳澤桂子さんとの対談など素晴らしい作品がある。
  
 このブックカバーチャレンジ、今回は同じく高校時代からの友人、今も現役で島根のケーブルテレビ会社の会長を務める今井聖造さんに是非チャレンジをお願いしたいと思います❗ 
 彼は、最近でも私にジャレッド・ダイアモンドの「文明の崩壊」やハラリの「サピエンス全史」等を紹介してくれた読書家でもあります❗ 是非に❗


 

「7日間ブックカバーチャレンジ Day-4」 「愛の無常について」(亀井勝一郎):角川文庫  

「7日間ブックカバーチャレンジ Day-4」
愛の無常について」(亀井勝一郎):角川文庫


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高校三年の現代文の授業、問題演習の本に1
頁程の文章だ。意味でもこのときの授業の光景は覚えている。内容は覚えていないが、一行目の「青春とは性急なものである・・・」というところが印象に残っている。その日の帰り、出典を頼りに書店寄って買い求めたのが、この本、亀井勝一郎さんの「愛の無常について」だ。
 恋愛につてのみならず、モンテーニュパスカル親鸞徒然草キリスト教、仏教等いろいろなものから引用し、人生、人間、愛、生と死等を語ってくれていて、18歳の私を一気に、哲学、宗教、仏教、文学の世界に引っ張り込んでくれるきっかけになった本です。
 今読み返してみても味わい深い❗

「7日間ブックカバーチャレンジ Day-3」
歎異抄


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高校一年のときの同級生が、私に盛んに歎異抄を読めと勧めていた。国語嫌いだった私は18歳になるまでほとんど文学的なもの、哲学的のものは読んでいなかった。そんなわけで当時の私はなんで歎異抄かというのが分からなかった。
 そんな時、書店で本多顕彰さんの「歎異抄入門」に出会った。確か本の帯に、むしろ宗教嫌いの理科系の人に読んでもらいたいというコピーが気になって購入し、翌日が物理のテストだったのに試験勉強そっちのけで一晩で一気に読んでしまった。
 その後、岩波文庫、金子大栄さんの歎異抄はじめ、歎異抄の解説本は数十冊は読んだろうか。その中であと一冊は紀野一義さんの「私の歎異抄」、この三冊は繰り返し読んできた。
 その後、仏教関係、宗教関係の本はいろいろと読んできたが、歎異抄は私を仏教に目覚めさせてくれた原点である。

「7日間ブックカバーチャレンジ Day-2」 「禅と日本文化」(鈴木大拙)  

「7日間ブックカバーチャレンジ Day-2」
「禅と日本文化」(鈴木大拙)


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この本を読んだのは20歳の時、工学部の学生だった。もともと文系の苦手な私でしたが、大学に入ってからは、工学部の人間味のない授業がつまらなくて、出席はしたものの、教室の後ろの席で岩波新書を読みふけっていた。この本もそんな一冊。
 18歳位から、仏教関係の本や哲学書はいろいろと読み始めていたが、禅に関するものと鈴木大拙の本はこの本が初めてだったと思う。
 禅と武士、禅と茶道、禅と俳句等々、この本によっていろいろな世界へと目を開かせてもらった。今まで折に触れて読み返してきた。
 このブックカバーチャレンジ、会社同期の西村輝雄さんにお勧めしたい❗


 

7日間ブックカバーチャレンジ

LA時代からの友人にしょうかいされて「7日間ブックカバーチャレンジ」というものに参加することにした。7日間自分の読んだ本の書名を紹介するもののようだ。
 ルールは簡単
「7日間ブックカバーチャレンジ Day-?」
「本の題名(著者名)」
「本の紹介文・・・ここはルール的にはスキップも可」
「知人への参加のお誘い文」とのこと。


そういうことなら、このコロナウィルスで外出もままならない時に、親しい友人の興味ある本、感銘を受けた本などを知り、知的好奇心の刺激を受けて、自分も読んでみようかというのもいいのではないか。
 また、自分の紹介した本に興味を持って読んでいただき、感想などを聞かせて頂いたら、嬉しく、また楽しいことだと思い、チャレンジさせて頂くことにしました。


ということで、まずDay 1
「タオ自然学」(フリチョフ・カプラ:工作舎)


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 19年前、その頃読んだ岡野守也さんの「唯識の心理学」の中で紹介されたもの。ウィーン大学で高エネルギーの研究などをした物理学博士。量子力学鈴木大拙の禅や、道教、タオ、華厳の思想、道元の思想などに触れながら、量子力学と東洋の思想の共通性を深く突き詰めて論じています。
  
 参加をお誘いしたい友人はたくさんいますが、一緒に仏教を語り合った山下裕勝さん、LA時代の先輩で書道を教えられている岡田章さんにチャレンジをお願いしたいと思います❗