「試験勉強」

 防災士の講習を3日間受けた。その講習の最終日には試験がある。学習のためにレポートを提出しなくてはいけないことを直前で知った。簡単な選択問題かと思ったら、なんと、310問の穴埋め記入問題。A4、420ページの教本を全て読みながらでないと回答ができない。夜、10時から始めて、全て終わったのは午前3時。ほとんど休みなく5時間も”勉強”したのは、高校時代の期末試験の前や大学受験以来、50年ぶりくらいだろうか。
眠気も催さず、まだこれだけ頑張れるんだという自信もついたが、その日も朝9時半から夕方5時まで、各時限毎に15分の休みはあるものの、3日間、5時限の座りっぱなしの授業はしんどかった。
大学でもこれだけ密度の濃い授業はなかった。
防災士制度というのは、阪神淡路大震災の教訓を生かして、「人」という資源を活用して社会全体の防災力を高めるという目的で作られたという。既に数千名の防災士が誕生している。我自治会自主防災会からも既に3名の防災士がいる。私も勉強しなければと、今回受験したわけだ。
昨年の東日本大震災のことはもちろん、今までの大地震、台風被害、火山爆発、集中豪雨被害など大災害に係る被害の実態、その防災、減災などの方法や、避難所運営の模擬実習や、救急救命の実習など、実り多い勉強ができた。
この講習で学んだことを、地域の防災、減災に役立てられるよう、今後も防災会の活動をしていこうと思う。