「ある明治人の記録 会津人柴五郎の遺書」(石光真人:中公新書)

 松平容保会津ファンの家人が図書館で「ある明治人の記録」を読み始めた。この本私も以前買って本棚にあるのではと探した。中公新書、昭和48年出版の第五版を230円で買っている。
 家人に比べると日本史に弱く、江戸時代の本はほとんど読んでおらず、保科正之に関する本を数冊は読んではいたが、会津藩の事はほとんど知らなかった。
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明治維新に際し、朝敵の汚名を着せられた会津藩。降伏後、藩士下北半島の辺地に移封され、寒さと飢えの生活を強いられた。明治三十三年の義和団事件で、その沈着な行動により世界の賞讃を得た柴五郎は、会津藩士の子であり、会津落城に自刃した祖母、母、姉妹を偲びながら、維新の裏面史ともいうべき苦難の少年時代の思い出を遺した。『城下の人』で知られる編著者が、その記録を整理編集し、人とその時代を概観する。
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 明治維新にこんな裏面史があるとは驚きだった。
この本を買ったのは小生29歳の時、どんなきっかけでなんで読もうと思ったのか思い出せない。そんなわけでか、買ったもののずっと積読だった。だから若い時は、何かのきっかけで読んでみたいと思った本は買っておいたほうがいいのだと思う。そんな本がほかにもある。
 今、「斗南藩」という本も出版されている。すでに家人が読み始めている、私も負けじと読もうと思っている。