サッカーの神さまのご慈悲は?!

 父の鳥羽天皇に嫌われ、二十三歳で無理矢理譲位させられた崇徳上皇保元の乱という政権奪回クーデターを起こしたが失敗に終わり、崇徳上皇隠岐に流された。その崇徳天皇上皇)陵は香川県坂出市にあるという。ここ讃岐から崇徳天皇の怨霊(御霊)を崇徳院の神霊として、京都に帰還させて落ち着いた場所が、京都白峯神宮とのこと。
 この白峯神宮、もとは公家の飛鳥井氏の邸宅があったところ。飛鳥井氏は蹴鞠と和歌の宗家(家元)であり、その氏神である精大明神が今でも崇徳院の脇に祀られている。蹴鞠=サッカーの連想から、最近はこれがサッカーの神さまということになったとのこと。「球技闘魂のお守り」も売っているようだ。釜本さんや奥寺さんもよく行ったとのこと。
 以上の内容は最近読んだ井沢元彦の「逆説の日本史②:古代怨霊編」から引用しました。
 てなわけで、私も本日(6/23)は朝目が覚めたら見ようと思っていた日本対ブラジル戦を4時から観戦した。
 ジーコ監督はブラジル人だし、若い選手は日本の古代史はあまり勉強してないからサッカーの神さまのことは知らないだろう。
 困ったときの神頼み、ドイツに行く前に白峯神宮にお参りして、「球技闘魂のお守り」をもらっていけばよかったのにと思った。
 1点先取したときには、ひょっとして神のご加護が!と期待したが、やはり現実は厳しかったか!

 神戸に住んでいるときに、姪の住む香川に車で行った。この本を読むまで崇徳天皇陵が坂出市にあることを知らなかった。知っていれば行ったのにと悔やまれる。