禅画挑戦

 大宮第2公園に花を見に行ったついでに、公園内の大宮ギャラリーを覗いた。禅画の達磨画の展示会をやっていた。色々な顔をした達磨画に「喫茶去」「本来無一物」「一期一会」などの禅語が書き添えられている。読んだばかりの「喫茶去」という言葉が書かれている達磨が気に入ったので小さな額入りの絵を買い、来場者ノートに住所氏名を書いた。
 一週間ほどしたら、達磨画の先生から禅画教室の案内が来た。水彩画か水墨画をやってみたいなと以前から思っていた。でも、どこでどういう風に習おうかときっかけがつかめていなかった。この教室、月二回で1,500円、最初は家にある筆と墨汁を持ってくればいいとのこと。先生は70は過ぎている、おっとりとした感じの方。この先生の教室なら人数も少なくて気軽に禅画(達磨画)が学べそうだと思い行ってみた(6/22)。生徒は思ったより多く、15名ほど。女性が二人、あとは全員60過ぎ、70前後の方だろうか。私が最年少のようだ。お手本をもらい、それをなぞり、見ながら自由に画けとのこと。以前からこの教室で達磨画を書いてきた先輩方を見習いながら見よう見まねで書いてみる。先生があとで達磨画を書く順序、髭の描き方、眼の書き方などのポイントを指南してくれる。
 3時間で3枚ほど画いた。画くたびに要領が少しづつ分かってきて面白い。先生に画いたものを見せ、修正してもらったりアドバイスを受ける。初めてでこれだけ画けるとは素晴らしいと褒められた(おだてられた)“豚もおだてりゃ木に登る”。
 Don Henryならぬ Ton(豚)Henry 達磨画にしばらく挑戦しようと思う。先生曰く、自分の達磨を画けるようになって下さいとのこと。
 自分の“Dharma”=「法」を画けということだろうか。