”枯れ枝に傘のかかりたり春の空”


 越谷梅林公園で枝ぶりの良いケヤキを眺めていると、なにやら白いものがぶら下がっている。
よく見るとビニール傘であった。”枯れ枝に烏のとまりけり秋の空” 黒い烏ではなく、白いビニール傘。7,8mの高さはあろうか。いたずらで放り投げて枝に引っ掛けるのはそう簡単ではなさそうだ。かといって、強風が傘をそこまで持ち上げたとも思えなかった。