「『碧巌録』を読む」を読む  (末木文美士 岩波現代文庫)

  以前から碧巌録を読んでみようと思っていたが、岩波文庫版で読むのはちょっとしんどいと思って躊躇していた。最近、岩波現代文庫から末木文美士さんの「『碧巌録』を読む」を書店で見つけ読んでみた。
 今までに、臨済録、無門関や禅語関係の本は多少読んできたが、碧巌録は読んでいなかった。この本、岩波市民講座のテキストをベースに書かれているとのことで、改めて、禅の公案というものへの理解が多少できたようだ。
 この本を読んで、ここ数年で読んだ、臨済録、無門関や玄侑宗久の「禅語遊心」や「禅的生活」等を読み返した。
 禅の師家に公案をぶつけられたら、なまぐさ遍理、棒喝や「喝!」の連続だろうが、この歳になってきて、少しは分かってきたように思うのだが?
 
 私の好きな禅語は「随所作主 立処皆真」「青山常運歩」などかな。

小学校クラス会

二年ぶりのクラス会を市川で開催。参加者は8名とちょっと少なく寂しかった。担任の先生は86歳になるが元気に参加された。我々を担任されたのは大学を卒業されて二年目のバリバリだった。5年の時に学年一の問題クラスを任された。態度の悪い生徒達に腹を立て授業をボイコットされ、職員室に帰ってしまった先生を、級長をしていた小生が職員室に謝りに行って授業を再開してもらったこともあった。
 多くの男子生徒で、ある男の子を集団いじめをして、全員先生にビンタをされたこともあった。
 毎日のようにガリ版刷りの宿題を出された。仲のいい友達の家で二、三人でやったことも懐かしい。
 毎朝、黒板に書かれた二首の百人一首を覚えて、先生の家や、教室の机を片付けて床で百人一首をやったことが楽しかった。お蔭で、今もってほとんどの歌は覚えている。
 
 中学、高校と異なり、小学二年から6年までクラス替えがなかったので、付き合いも長く中学も一緒だったものも多い。そんな仲間とは、トランプ、麻雀、スポーツなどよく遊んだ思い出が多い。
 万年幹事もしんどいが、先生への恩返しの気持も含めて元気なうちは続けなくてはと思っている。

<樹木希林さんの死を悼む>

樹木希林さんが亡くなった。75歳、私より一つ姉さんだ! 永年のガンとの闘いを感じさせない俳優生活だった。独特の個性ある演技が味わいがあって素晴らしかった。
 また一人、平成の名優がいなくなって残念だ。
 TV各局が追悼番組を放送している。今までに語られた“希林語録”聞いた。 彼女の生死感、なまじの宗教者の言葉よりも重みがある。“希林語録”を出版してほしいと思う。
 樹木希林さんは、平成の"妙好人"だと思った! ご冥福を祈るばかりだ。合掌!

卓球専門チャンネル BS東京で 「全農杯 全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)」を観る

 週一の卓球専門チャンネルができている! 毎週土曜日の夜十時からだ。
陸上競技選手。陸上競技十種競技元日本チャンピオンの武井 壮と平野早矢香が解説している。二人の解説のやり取りが的を射ていて面白い。
 世界選手権や全日本の試合はテレビ中継されることが多いが、BS東京のような、一時間の専門チャンネルは今回が初めてだろう。
 福原愛ちゃんの誕生以来、ロンドンオリンピック、リオ·オリンピックや、最近の世界選手権等での日本選手の活躍が目立ってきた事で、卓球人気が盛り上がってきたことも一因だろう。
 石川佳純選手をコマーシャルに使っている全農がスポンサーになって番組を後押ししているのも要因だ。
 9月1日の卓球ジャパンは2時間番組で「全農杯 全日本卓球選手権大会を放送した。全農は、平成25年4月から「全農杯 全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)」に特別協賛し、卓球少年・少女たちの夢を応援している。ホープスは小学生6年生以下、カブは小学生4年生以下、バンビは小学生2年生以下の部を表し、全国で約7,500名の卓球少年・少女たちが凌ぎを削る大会。 平成30年3月から6月にかけて、全国47都道府県で県大会(予選)が行われ、7月27日~29日の全国大会(兵庫県神戸市)で全国小学生の頂点が決まるという。
 
 小学生のこういう大会があるのは知っていたが、試合風景をまともに見るのは初めてだった。男子の決勝の試合も驚きだったし、張本の妹の美和ちゃんの優勝は見事だった。
 今、私が彼等と対戦したら、1ゲームで1, 2本取れればいいところだろう。
 ここまで卓球人口が増え、卓球ファンが増えた事が驚きでもあるし、卓球愛好家としては嬉しいことだ! 2020年の東京オリンピックが楽しみだ。
 
 卓球をやらない方も現在の卓球がどの程度のレベルか、一度この「卓球ジャパン」の番組をご覧いただきたいなと思います。
 

「E=mc2」(E=mc^2 ⇒ m*cの二乗)山田克哉:講談社ブルーバックス

 今まで何冊もの相対性理論量子力学関係の本を読んできた。読み終わったときはなんとなくわかったような気になっていたが、今一つすとんと理解できなかった。久しぶりに書店に並んでいた署名にひかれて読んでみた。今までに読んだどの本よりも理解できたようだ。
 この本が面白く、分かりやすかったので、続けて、「真空のからくり」「光と電気のからくり」「量子力学のからくり」を続けて読んだ。「E=mc2」に比べて、素人にはちょっと説明がくどくて分かりにくかった。
 以下は、「E=mc2」のamazonの紹介文です。
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この数式が、「世界」を変えた!
「世界一有名な数式」が解き明かす物理の神髄!
アインシュタインの独創によって、物理学に革命を起こした相対性理論
「世界一有名な数式」は、どこがどうすごいのか?
マグカップを温めると重くなる?
速く走れば走るほど、体重が増える!?
質量と重さはどう違う?
光の速度はなぜ不変?
核兵器はなぜ、すさまじい威力を発揮する?
不確定性原理と協力して「無」から粒子を生み出す!?
真空に取り残された謎のエネルギーとは?
そして、今なお進化を続ける宇宙との深い関係とは?
――E=mc2が、すべてのカギを握っている!
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物理学も天文学もますます発展している昨今だが、ブラックホールダークマターなどまだまだ分からないことが多い。夜空を眺めて何十億光年の彼方の銀河に思いを馳せるのも時に必要か。宇宙の大きさ、すごさを感じるとともに、己の小ささ、はかなさを感じるこのごろであります。
 

川崎 みゆき塾勉強会

二ヶ月ぶりの川崎の塾の勉強会。今日は日銀OBで二度のガンを克服し、元気に活動されている、85歳になるAさんという方のお話。日本と朝鮮半島との関係、古代史の話等、私も興味があるだけに楽しく、勉強になった。

火星大接近

火星大接近というので、空を眺めるが天体望遠鏡じゃないと大きくは見えない。天体望遠鏡が欲しくなった! 天体望遠鏡ではどのように見えるのか、ネットから画像を拝借した。
 次の大接近は17年後という。その時小生91歳❗ 果たして我が余生は❓
 宇宙の悠久さに想いを馳せたひと時です。

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