英語社内公用語に思う

 昨日のNHKニュースだったろうか、楽天ユニクロが英語を社内公用語にしたという。ユニクロは社員食堂のメニューが全て英語、日本人同士でも英語とか。ユニクロは外国人の参加する会議は全て英語で行うという。社員にTOEIC700点以上を求めるという。
 私の勤めていた会社も英語力を強く求めるようにはなっていたが、TOEICを義務づけるまでには至っていなかった。
 この二つの会社、世界にビジネスを展開、拡大するにあたり、日本企業ということからの脱皮を図るためという。SONYはだいぶ前からアメリカ人社長を迎えてグローバルビジネスを展開している。
 好むと好まざるとに関わらず、グローバル化が進み、英語が世界公用語になってきている。サミットで菅総理の笑顔が目立ったが、外国首脳とどれだけコミュニケーションがとれていたのか気になるところだ。
 日本人全員が英語をしゃべれる必要はない。しかし、政治家、企業人、学者、芸術家などのエリートには、外国人と英語で充分なコミュニケーションがとれる能力を求めたい。
 日本、日本文化の良さ、素晴らしさを世界の人に理解してもらい、日本が世界のリーダーシップの一翼を担うためにも、指導者層には世界公用語としての英語をもっと使えるようになってもらいたいと思う。
 指導者層だけに求めるのではなく、外国人と接する機会のある人は、外国人と市民レベルでのコミュニケーションの充実が求められると思う。
 Henryもアメリカ駐在時には、拙い英語で、アメリカ文化を理解し、また、アメリカ人に日本文化を語ってきた。アメリカ人から日本の文化について聞かれうまく説明できなかった事が恥ずかしかった思いでもある。「昭和天皇裕仁と言うが、大正天皇はなんと言ったのか」「アメリカは器など半ダースか、ダースで数えるが、日本は五重塔や器などは5や3などだが、なぜか」と聞かれ、すぐにうまく答えられなかった。
 最近はTVのクイズ番組が流行だが、日本及び日本文化についての常識的なことを知らないことが多いことを教えられる。それらのことを英語で外国人に説明するとなると、更に難しい。
 リタイアしたHenryにはもうほとんど英語は必要ないが、外国人との出会いがあったときには、そこそこのコミュニケーションがとれるだけの英語力はキープしようと思っている。