叡知の海・宇宙−物質・生命・意識の統合理論を求めて

   『叡知の海・宇宙』
  Henry Miura
 
 八重洲ブックセンターをぶらぶらしていたら「『叡知の海・宇宙』―物質・生命・意識の統合理論をもとめて」という本が目にとまり早速読んでみた。ちょっと難しかったけど面白かったです。こんな人がこんな事を書いているということお知らせしたくご案内しました。

 いろんな物理学者の名前、理論が出てきてじっくり読まないとわかりにくいところが多いと思うのですが、「量子真空−すべての宇宙空間を満たす零点場(ZPF=zero point field)」など、宇宙場(宇宙のすべてのものの根底)には「情報場(infomation field)」が存在するとか、新しいパラダイム変換を示唆、提言している。ちょっとオカルチックに感じるところも多いかと思いますので、強いてお勧めはしませんが、ご興味があれば、書店でご覧になってみて下さい。

                                                                                                                      • -

「『叡知の海・宇宙』―物質・生命・意識の統合理論をもとめて」
  アーヴィン・ラズロ (著), 吉田 三知世(訳)日本教文社

                                                                                                                      • -

出版社/著者からの内容紹介

 量子から銀河まで、無生物から人間まで、最先端の科学的研究が示唆する万物の驚くべき一貫性。そこには何らかの見えざるコミュニケーションが成立しているのだろうか? 古来、インドの神秘思想においてアーカーシャ(虚空)として語られてきた、宇宙のありとあらゆる事象を記録する不可視の情報場(次元)を、現代科学は「ゼロ・ポイント・フィールド」という微細なエネルギーの海として捉え、研究を始めている。
 ハンガリー出身の天才ピアニストであり、長じて物理学、システム哲学に取り組むようになった著者のラズロ博士は、量子力学宇宙論、生物学、意識研究の各分野における最新の成果を紹介しつつ、太古の叡知に新たな光を当てて「情報体としての宇宙」の謎を探ろうとする。
 ものみなすべてが共鳴し響きあう、生きいきとした宇宙と生命のヴィジョンは、あなたの世界観を根底から変えることだろう。
 昨年封切りされた映画「地球交響曲ガイアシンフォニー)第五番」(龍村仁監督)でも、万物の相関性・一体性に基づいたより良き社会を願うラズロ博士のことが大きく取り上げられ、話題を呼んでいる。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ラズロ,アーヴィン
1932年、ハンガリーブダペスト生まれ。ピアニスト、哲学者、未来学者。ニューヨーク州立大学教授、ベルリン国際平和大学理事・教授、ユネスコ顧問等を歴任。世界賢人会議「ブダペストクラブ」を主宰。原子の世界から人間の社会、宇宙までを貫く原理とその構造を探究する「システム哲学」の研究と発展に努める。イタリア、トスカーナ在住

                                                                                                                      • -

<目次>
はじめに
■第 1 部 包括的な万物の理論をもとめて
第1章 現代における意味のある世界観
第2章 謎と寓話――次に起こる科学のパラダイム・シフト
第3章 現在の謎――概要の一覧
第4章 宇宙の記憶を探る
第5章 いざ、アカシック・フィールドへ
第6章 Aフィールド効果
■第 2 部 【情報体としての宇宙】を探検する
第7章 生命と宇宙の起源と運命
第8章 人間の意識と宇宙の意識
第9章 宇宙的なヴィジョンの詩自伝的回顧――四〇年にわたる
包括的な万物の理論の追究

                                                                                                                      • -