「語彙の日」

 5月1日は「語彙(ごい)の日」。子ども向けの「実用日本語 語彙力検定」を2000年から続けている旺文社が日本記念日協会に申請し、このほど正式に認められた。という記事が朝日新聞に載った。 語呂合わせだけど、日本語を見直す意味でi意義はあるだろう。
 国語が苦手だった私は英語の勉強から逆に日本語を見直してきた経緯もある。中学、高校時代は国語よりも英語が好きだった私は、Websterの辞書や、シソーラス(同意語辞典)やQuotation Dictionary(引用句辞典)などをよく使った。英語では同じ言葉を頻繁に使わないようにするために同意語を多用する。その同意語の微妙な意味の差異にも気を使う。私は英語で文章を書かねばならないような仕事はほとんどしていなかったので、これらの辞書を使いこなしたわけではない。日常の会話、仕事を通じて、アメリカ人の同僚や、秘書にいろいろと教えられることが多かった。Websterなどの辞書からは、英語の語源の楽しさを教えられた。
そんなことから、日本語にも類語辞典があることを知り、時々使うようになった。また、複数の国語辞典を調べ比べることなどもするようになった。広辞苑新明解国語辞典、必携国語辞典(角川)、古語辞典、漢語辞典などの語彙の解説の違いも面白い。
また、アメリカ人に「はぐくむ」「いそしむ」「いつくしむ」などの言葉の説明(英語ではこれらの言葉を一語でピッタリとくる単語がない)や、「悲しい」と「哀しい」の違いの説明などの説明に苦労すると同時に、日本語の素晴らしさにも気づかされた。
 まだまだできの悪いHenryのブログですが、言葉選びや表現にはそれなりに気を使っているつもりです。これも頭の体操と修行のつもりでやっていますので、読みづらいところはご容赦ください。
 「語彙の日」にちなんで、これからも、語彙、言葉を、丁寧に使っていきたいと思いました。