自転車事故2題

 ◆その1. 今年の4月にわが自動車に自転車をぶつけられる事故があった。片側2車線の道路に出る押しボタン信号のところで信号が変わって、私の車は2台目で左折をしようとした。そこに若者の乗る自転車が助手席のドアにまともにぶつかってきた。結果として、こういう道路の押しボタン信号では車の信号が赤でも、自転車、歩行者は横断して良い。従って車は歩行者、自転車が来なければ左折していいという規則を私が知らなかったということになる。最初は当たり屋にやられたかと思ったし、こういう交通ルールを知らなかったので相手が悪いと思っていた。
 近くの警察署に行って、調書を取られた。ちょっと弁解やら、質問をすると、警官がますます陰険に対応する。交通担当の係官も、日頃の欲求不満のあるような風情で、この程度の事故?で面倒をかけやがってな感じで対応する。報告義務違反、前方不注意?・・とかで6点くらいの減点、免停と罰金が来るだろうとのこと。ここまで来たら逆らってもしょうがない。はいわかりましたと観念した。
 後で思うに、自転車も軽車両で道路交通法上は車両に属するのではないか。とすれば、歩道を走ってはいけないのではないか。交通信号に従って、赤で止まるべきでないか。しかも私は2台目の左折車。なんで私が違反になるのかと思ったが、それこそ後の祭り。
 罰金と、免停も覚悟したが、今後○か月以内に事故、違反をした場合は減点(免停?)になるという葉書が来ただけで、6か月たった今も、それ以上の連絡はない。相手の非もあると警察が考えたのか、どうしてこうなったのかはわからない。こちらにとっては、当たり屋的な事故でとんだ災難。自分でぶつかった当人は肘がちょっと痛いとか言って、病院に行っての治療費の請求が7万円程、保険屋を通じて払われた。私の車はドアがわずかに凹んだだけだったが、こちらにしてみればとんだ災難だった。ともあれ、罰金と、免停にならなかったことでよしとすべきだろう。 
 ◆その2.自転車で近くの、よく行く事務用品のOffice Venderに行った。店のショーウィンドウの前に止めて、店の中を目新しい文房具はないかとうろついていた。突然ガシャーンというガラスの割れる音。アーア!誰かが、バックするつもりでギアを変えずに前進してしまったな。お気の毒に!と思って、店内を回っていた。
 女性の店員が、「お客様、自転車で来られましたか?」ときた。そうだ!、私の自転車はまさに割れたショーウィンドウの前に止めたのだった!すぐ外に出てみると、わが愛車はタイヤもかごもフレームもグニャッと曲がっている。不謹慎ながら、ラッキー!?、これで相手さんの保険で自転車が新しくなる!相手さんには申し訳ないが、相手さんは何の怪我もない。自転車や店のガラスなどは保険で支払われるだろう。車の方もちょっと凹んだだけ。聞くと車両保険にも入っているらしい。30代前半の妙齢?女性、事故なれしていない様子。保険関係の書類を出してきているのだが、どこに電話をしていいのかわからない。私が見て、教えてあげた。携帯で写真も撮っておいたほうがいいですよとアドバイス。バッグの中のペンも見つからない様子。私のペンを貸してあげる。
 その1の事故と違って、多少時間はとられたが、素浪人Henryとしては次の予定があるわけではない。痛くも痒くもないAccident、
10年以上乗った自転車(いちおう3段ギアのスポーツタイプではあるが)が新品になるのだから、まさに棚ぼただろうか。
 
 ◆保険屋から電話があって自転車の状態はと聞かれ、とても修理して乗れる状態ではありません(ほんと、画像ご覧ください)と言った。買って領収書を送って下さいとのこと。早速、自転車屋に行って予算?3万円程度で購入した。
  という、自転車2“台”でした。