薬師寺展

 東京国立博物館に「薬師寺展」を姉と一緒に見に行った。寒い雨の降る土曜日だったが上野の森はたくさんの人が出ていた。雨の中列ぶのはかなわないなと思っていたが、入場はスムースだった。中にはいるとなかなか前に進めないほどの人が来ていた。昨今の仏像ブームがあるのだろうか。円空仏・木喰仏、向源寺の十一面観音など、仏像展、仏教関係の展示会には、老若男女、大勢の見物客が訪れる。。
 薬師寺には高校の修学旅行で行ったきりだろうか。関西在住の折にもう一度くらい行ったように思うが、記憶は定かでない。まして、日光・月光菩薩がどんなものだったか全く記憶にない。
 今回、初めて目の前にして、想像していたよりも遙かに大きく、堂々としており、かつ、美しく、妖艶な造形が素晴らしかった。TVでも紹介されていたが、光背を外した菩薩像を360度眺められるというのは今回が初めてだ。次にこういうような鑑賞が出来るのは何年先になるか分からないだろう。良い鑑賞をさせていただいた。