PC退院

 我が愛するPC、入院費用がかからずに、元気に退院してきた。早速つなぎなおした。データ、プログラムには何の問題もなく、ディスプレイの交換だけで済んだようだ。
 各メーカーとも、修理体制には苦心しているだろう。私も電機メーカーの販売部門に長く勤務していたので、会社として、修理、返品問題には苦労してきた。不良率はだいぶ低くなっているのだが、どうしても部品の品質にばらつきがある。激しい価格競争で、コストの安い東南アジア製の部品を使うことも多い。そんなわけで、たまには当たりはずれがある。今回は私の所にハズレが来てしまったのだろう。
 アメリカではCustomer Satisfactionという制度が行き渡っていて、買ってから数日以内(何日間か忘れた)で気に入らなければ返品できるということが日常的に行われている。クリスマスが終わった後、おもちゃのトイザラスに返品する長蛇の列ができたのを見て、キリスト教国の嫌な面を知らされたことがあった。
 そんなわけで、ポータブルのCDラジカセなどの返品率は特に高かった。
 電機製品の小売販売も私が営業を担当していた頃に比べると、大きく様変わりした。量販店が品揃えと低価格を提供してくれるのは消費者として歓迎するのだが、一方で、消費者の高齢化が進む中、きめ細かいサービスを提供してくれる町の電気屋さんにも頑張って貰いたいのだが、経営的には難しい問題が多いのだろう。
 ともあれ、メーカーさんには、保証期間内で処理していただいたことに感謝!