マルローを読む

 マルローの小説ではなく、「マルローとの対話」(竹本忠雄)と「アンドレマルローの日本」を読んだ。最近行き始めた塾でマルローについての話を聞いて、読んでみたくなった。以前にも書いたが、マルローの作品は何も読んでいない。マルローがこんなに凄い人だとは知らなかった。もっと若いときに出会っていればよかったと後悔する。
 私の、高校、大学の友人達からマルローの話が出たことがなかったので、あまり読んでいる人は多くないのかも知れない。アンドレマルローがどんな人で、どんなものを書いたのかは、とてもとても簡単には書けない。上記、2冊の本、両方とも500ページ余りの読み応えのある本だった。
 マルローがいかに日本及び日本文化を愛し、深く研究洞察したか。かつまた、日本の芸術と中国の芸術の比較、西洋と東洋と日本の、文明、文化、芸術の比較論など、深くかつ新鮮な物の見方を教えてくれた。
 「マルローとの対話」については松岡正剛が彼の「千夜千冊」の中で詳しく紹介しています。ご興味のある方は以下のURLをご覧下さい。http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0392.html
 又、Webで「マルロー」を検索するとWikipedia他、たくさんの説明が出てきます。ご存じの方には余計なお節介ですが、日本人としては、マルローが見た、語った日本を是非知って欲しいと思います。
 マルローの書いた小説も読んでみたいと思っていますが、小説苦手の小生としてはどれか一冊くらいでいいかなと思う。既にマルローをいくつか読まれた方がいましたら、お薦めの本などコメントで教えていただければ幸甚です。