国営ひたち海浜公園

 香取神宮鹿島神宮を参詣した後、那珂湊に一泊し、翌日はひたち海浜公園に行った。広い敷地の中に観覧車などの遊園地、サイクルロード、チューリップ園、水仙園、ハーブ園や、ネモフィラの450万本の花が一面に咲いているみはらしの丘など、一日中楽しめる公園になっている。


 今まで、チューリップという花は何となく好きではなかった。あの単調な形と、色が味わいがないと思っていた。ここのチューリップ園を見て、認識を新たにした。163品種、26万本がちょうど満開だった。


色とりどりはいうまでもないが、これがチューリップかと思わせるものがたくさんあることに驚いた。いわゆる単純な形のチューリップばかりかと思っていたら、八重咲き、花びらの先端が割れているもの、一本の茎から一つの花ではなく幾つもの花がさくものなどいろんな種類がある事が分かった。長崎のハウステンボスのチューリップを見たことのある息子が、この公園のチューリップ園の方が大きく見事だと言っていた。


 水仙もあちこちの公園で咲いているが、特に好きではない花だった。ここの水仙園は、583品種、100万本あるという。水仙の方は半分以上咲き終わっていたが、水仙の方も、色、形がこんなにもあったのかと認識をあらたにした。

 太平洋の海を望むみはらしの丘一面にネモフィラというブルーの小さな花が450万本この丘全体を青い雪が覆ったように咲いている。青いスキー場に来たような感じだ。丘のてっぺんから太平洋を眺めるのも気持ちがよかった。このネモフィラ、青色だけでなく、白や斑入りの変種もある。帰りにネモフィラの鉢植えを買った。

 都内でこれだけの広さの公園はないだろう。国営ということもあり。入場料は400円、大人でも一日ゆっくり楽しめる。多くの子供連れ家族がゆったりと休日を楽しんでいた。