パラグアイ・ウルグアイ・・・地図を読む

ワールドサッカーもいよいよ決勝戦。日本も良く健闘し、良いゲームを見せてくれた。
 ところで、日本が負けたパラグアイ、もう一つベスト16に残ったウルグアイ、この二つの国のことをほとんど知らなかったのでウィキペディアと地図帳で調べた。
 それと、この二国、両方とも“グアイ”がついている。語源的に関係があるのではないかと調べた。
 ウルグアイは正式にはウルグアイ東方共和国という。なんで東方とついているのだろうと疑問がわいた。西方共和国もあるのかな?
 もともとこの地域はウルグアイ川東岸地方(バンダ・オリエンタル)と呼ばれ、住民は自らを東方人(オリエンターレス)と称していた。この東方人が国名についているというわけだ。
 ウルグアイという国名は、グアラニー語でuru(ウルという鳥の)gua(飛ぶ)y(川)が語源であると言われている。
 一方のパラグアイはブラジルとアルゼンチンに挟まれた、日本よりちょっと国土面積の大きな国だ。しかし人口は600万強しかいない。 
 パラグアイ(Paraguay)とは元々グアラニー語で「大きな川から」を意味する言葉であったという説が有力である。大きな川とはパラナ川のことである。その他にも「鳥の冠を被った人々」を意味するという説がある。
 ウルグアイはスペイン語が公用語だが、パラグアイはスペイン語も使われているが、グアラニー語が公用語となっている。
 両国とも南米の国ということはわかっていたが、どの辺だったか分からない。最新版の帝国書院の地図を買って位置を確認した。
 高校時代にたしか人文地理を学んだが、勉強したことがほとんど残っていない。地図の見方や地図帳の読み方は覚えている。
 地図帳の巻末には、各国の国旗、面積、人口、人口密度、人種、言語、宗教など日本や他の国と比較すると面白い。
 パラグアイは国旗の表と裏のデザインが異なる、世界で唯一の国だそうだ。
 両国ともウィキペディアを読むと、国の成り立ちに複雑な歴史があり、ちょっと読んだだけではなかなか理解できない。
 日本は、今回のワールドサッカーで決勝トーナメントにいったので世界に存在をアピールできた。しかし、逆に日本という国のこと、サッカーや経済、工業製品だけでなく、文化や芸術などをどの程度知られているのか気になった。
 ソビエトが解体してからヨーロッパの国も増えて国名とその位置やその国の中身を知らない国が多い。日本も市町村合併で市名、町名が変わっている。わが町も大宮市からさいたま市政令指定都市)となり、我がHenryは区民であります。
 最新の地図帳には色々なことが掲載されている。時に、地図帳を読むのも面白い。
 サッカー:ワールドカップをきっかけに人文地理を少し復習しました。
 テレビを見るとき、本を読むときにもう少し地図を頻繁に眺めようと思う。