妻沼聖天その2:歓喜天(かんぎてん)

 歓喜天サンスクリットで:Vinayaka、Ganapati もしくは ナンデ―ケーシュバラ nandike-vara 歓喜-天)は、仏教の守護神である天部の一つ。
日本では、聖天、大聖歓喜天、象鼻天(ぞうびてん)等とも呼ばれている。

 象頭人身の単身像と立像で抱擁している象頭人身の双身像の2つの姿の形像が多いが、稀に人頭人身の形像も見られる。日本人にはいささかグロテスクな感じを受けるが、同じ意味で、ガネーシャともいわれているヒンズー教の神だ。
 最近のモールの中に若者がよく行く東南アジアグッズや衣服を扱う店に行くと、東南アジアヒンズー教の神々の像を安い値段で売っている。私も、バリ島に旅行したときにガネーシャやインドラの小さな像を買ってきて、飾ってある。
 日本の寺社では仏教以前のヒンズー教の神、仏教の仏、日本の原始神道八百万の神々が混淆しているところが面白い。
 帝釈天、弁財天、大黒天、吉祥天、毘沙門天、etc.どれもヒンズー教の神である。
 日本人の精神性の中には「神も仏もあるものか」ではなく、「神も仏も」日本古来からの神様も、渾然一体となって、しみこんでいるのだと思う。、