毎年、この時期に開催される、曹洞宗関東管区強化センター主催の「禅を聴く会」に行ってきた。今回は奈良県教恩寺住職の女性シンガーソングライターでもある”やなせなな”さんの、トーク&コンサートと、京都府竜宝寺前住職の曹洞宗僧侶、中野東禅さんのお話。
やなせさんは、
東日本大震災の被災地をたくさん回り、各地でチャリティーコンサートや
浄土真宗の僧侶としても活動しており、歌声だけでなく、
トークにも心にしみるものがあった。
中野東禅さんは住職としてだけでなく、駒沢大、大正大、武蔵野大などで、「死生学」「
ホスピス論」「
仏教と
生命倫理」などの講義をしてきたという。その為か、今までの僧侶、
仏教学者とは一味違ったユーモアあふれる話が面白かった。
今日のテーマは「人間学としての
ブッダの智 ~数で教える生き方」と題して、
道元の
正法眼蔵などから引用しつつ、浄三業、念三法、四無量心、
四法印など分かりやすい話を聴くことができた。
帰りに販売されていた東禅さんの、「
仏教の生き死に学」という本が面白そうだったので買って帰った。