[旅]糸魚川とヌナカワヒメ
古代史ゆかりの糸魚川のヒスイ産地に行ってみようと直江津から向かった。残念ながら、時間がなく、小滝川のひすい峡には行けなかった。ヒスイが拾えるという青海海岸と糸魚川駅前のヒスイ王国館に行った。
糸魚川の旧名は「ヌナカワ」、糸魚川市の姫川と青海川はヒスイ産地として有名。この両川に砕かれて海岸に小石となって打ち上がる。縄文中期〜晩期(BC3000〜BC1000)から、縄文人はこれを海岸で拾い集めて、宝石として用いていたと言う。
オオクニヌシは、出雲から越の国の沼河(こしのくにのぬまかわ=現在の新潟県糸魚川市?)に行き、越(富山、上越)の国の沼河(現在の糸魚川市?)に住む、ヌナカワヒメ(沼河比売)を第二の妻にした。大国主とヌナカワヒメとの間に生まれたのが諏訪大社に祀られている建御名方神(たけみなかたのかみ)と古事記に書かれている。
旧市役所跡地に、ヌナカワヒメと幼いタケミナカタの銅像が建っているそうだが、後で知ったので行きそこなった。糸魚川周辺にはヌナカワヒメ、タケミナカタにまつわる色々な遺跡や神社があるようだ。またの機会に訪れたいと思った。