<小さな大文字草>

 今年の夏に妙高に行った。長男の嫁さんのお父さんのご兄弟が同じ町の中に住んでいる。二番目のお姉さんの家で小さな盆栽と、大文字草という小さな草花の鉢植えをいただいた。小さいが立派に大の文字の形をした花びらだ。小さな花びらの中央に小さなピンクの斑点がある。肉眼でみていたときには気がつかなかったが、デジカメで撮影し、拡大してみて気がついた。その後、ブログに掲載するに当たり、更によく見ると、斑点ではなく、雄しべの先がピンクになっていて、上から見ると花びらの真ん中辺に見えたために勘違いしたことに気がついた。
 よく見ないと気がつかないこういう密やかな美しさというのは粋だと思う。こういう小さな繊細な花は、“繊細のこころ”で見ないといけないと反省した。