イチリンソウ・ニリンソウ
尾島さんの庭ではクマガイソウの他にもウラシマソウやユキモチソウも見た。どの花もなぜこんな形になったんだろうと、造化の神秘に驚く。
かねてから、イチリンソウの自生地が川口安行にあるということで足を伸ばした。安行の庭園業者が道路の両側にあって、それぞれの業者が得意とする樹木を栽培している。ツツジ、ハナミズキなどを専門とするところや、色々な種類の紅葉をきれいに植えてある紅葉屋さんなども楽しませてくれる。そんな庭園業者の間の細い道を入った奥に「イチリンソウ」の自生地があった。林に囲まれた、思ったより狭い空間に花の姿にふさわしくひっそりと咲いている。
<左上:ウラシマソウ> <右上:ユキモチソウ>
イチリンソウを眺めながら、ボランティアのハゲおじさんが入れてくれる100円のドリップコーヒーが妙においしかった。妙齢二人は、ハンカチノキの実、栴檀の実、ムクロジの実をつなぎ合わせたペンダントをハゲおじさんの蘊蓄を聞きながらひとつ1000円で買った。
ハゲも、蘊蓄も、おじさんに負けているわよ!とは、妙齢二人の弁。どこにもUnnchiku好きの親父はいるものなり。この親父も“程の良い、愛される”Unnchiku屋さんでありました。
イチリンソウの脇の斜面にこれまたひっそりとニリンソウが咲いていた。
近くの、密蔵院や興禅院という寺も回った。興禅院には十三石仏があり、これも趣があった。首都高速外環状線から数分のところにあるとは思えない、心静かになる空間だった。
車を止めた植物振興センター脇の庭園で、ユリノキに似た、イエローバードという花もきれいだった。
<イエローバード>