包丁

 合羽橋道具街の包丁屋さんを覗きながら「包丁」の話をおもいだして妙齢さんがたにお話したらご存じなかった。意外と知らない方が多いので、Unchiku Henryとしてはきちんと説明できるようにと復習しました。

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 『荘子 (書物)』の養生主篇に庖丁(ホウテイ)と呼ばれる料理人が登場する。「庖」は調理場、「丁」は召使と言ったほどの意味で、「調理場で働く男」のことである。この逸話の中で庖丁は見事な刀捌きで魏の恵王に褒められ、後にその刀を庖丁といったのが始まり。これが日本語読みで「ほうちょう」となった。「庖」が当用漢字外とされたため、同音の「包」で代用することとなり、現在に至る。

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 ということで、Unchiku Henryも退職し、男子を卒業?した今、“厨房に入り”(=「庖」に時に入って)、「丁」(=召使)として家人のお手伝いをしているわけです。
 いま、ルクルーゼシャトルシェフ、飯炊き土鍋などで男!の料理を楽しんでいる。