達磨絵展示即売会終了
大宮第二公園ギャラリーでの展示即売会が終わった。今年は梅の季節が終わっていたので昨年に比べ来展者は少なかった。私の絵はメールでご案内した方々が20名弱来展してくれた。昨年よりうまくなったとお褒め頂いた。忙しい中、来店して頂き、わが拙画をご購入頂いた。皆様にあらためてお礼を申し上げます。
同じ時期に、大阪勤務時代の上司から、当時の諸先輩方との会合で私の達磨絵を差し上げたいから8枚ほど描いてもらいたいとの依頼があった。達磨絵は白隠風にと難しい注文だ。禅語とその説明も書いて一緒に送ってくれとのこと。昔、仕事で関係のあった方々で、いろいろとご指導を頂いた方々にお渡しするという。それならば、拙画でも許してもらえるだろうと描いてお送りした。
白隠風に描くというのはとても難しいことだが、Henry風白隠で我慢してもらった。禅語は「随処作主」と書いた。私の好きな禅語で、この言葉はあとに「立処皆真」続く。「どこに行っても、どんな仕事をしても、主体性もって、自分を見失わずに仕事をし、生きていけば、いたるところ真実を生きられる。有意義に、楽しく生きられる。」という意味と自分流に解釈している。本当はもっと難しい意味が込められている。この主体性は、主観的な主体性ではなく、命の根元にのっとった主体性で、絶対的な主体性だという。主観・客観の範囲でとらえられるそれではなくて、さらに奥へ超えた絶対的な自己をつかめということを言っているのだという。
若い頃にこの言葉に出会って、ことある毎に自分に言い聞かせてきた。友人、後輩の送別会の色紙などにもこの言葉をよく書いた。
送った元上司からお礼の手紙と品をいただいた。拙画を喜んで頂いたようで有り難いことでありました。