バンクーバーオリンピック閉幕

 冬期オリンピックが終わった。日本の金メダルがなかったのはちょっと寂しかったが、皆よく頑張ったと思う。韓国が6つもの金メダルを取ったのは、国のスポーツ行政の差が出ているのかも知れない。他に兵役免除とかがあることも関係があるという。
 国によってオリンピックへの力の入れ具合が異なる。日本は随行関係者も多く、無駄遣いも多いという。国民の税金を使っているのだから、適正妥当なスポーツ行政をやって、選手育成、強化をして欲しいものだ。
 毎日見たわけではないが、フィギュアスケートカーリング
スピードスケート、パシュートなど、楽しませて貰った。

 バンクーバーに住み、永年貿易業を経営している大学時代の親友が、オリンピック閉会式の後、メールをくれたので、バンクーバー市民の感想として転載させてもらいました。

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最終日のメインイベントのホッケーで、カナダが宿命のライバルのアメリカを手に汗握る接戦、しかも延長戦を制して金メダルをとり、カナダ中、文字通り熱狂。 カナダでホッケーといえば、日本で野球と大相撲とサッカーをあわせたくらいのNo.1国民スポーツ。 これが14個目の金となり、金メダルの数ではカナダが史上最高となったため、これまた国中が熱狂。 その熱狂ぶりを見に、閉会式までの合間にダウンタウンに行ってきました。 まさに日本の満員電車を思い出させる人、人、人。 メープルカラーをまとった赤一色の人並みが国旗を振りかざし、大声で国家を歌い、誰彼なく抱きつき、ハイファイブ。 その興奮に自分も染まってきました。
 移民が多くまとまりのない国、控えめな国民性といわれてきたカナダですが、オリンピックは国民の意識を高め愛国心を向上させたのは間違いありません。 良い大会でした。
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 昨今の日本は、バンクーバー市民のように熱狂、エキサイト、感動するスポーツがない。相撲も、プロ野球も、サッカーも今ひとつ盛り上がらない。ここにも、政治、経済の状況が影響しているのだろうか。今の日本は、あらゆる面で見直しが必要になっているのだと思う。政治が悪い、会社が悪い、組織、学校、・・・がわるいと、批判するだけでなく、自分の足もとを見つめ、国民一人一人が、どう考え、何をしていかなくてはいけないのか、考えるべき時だと思う。
 オリンピックの話から欲張った感想記になりました。