葛飾北斎「富嶽三十六景」


 原宿の太田記念美術館北斎の「富嶽三十六景」を見に行ってきた。7月25日の最終日一日前の土曜日なので、すごく混んでいるのかと想像したが、さほどではなく、一枚一枚と、ゆっくりと見ることができた。じかに見る、「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」などは素晴らしかった。版画だから致し方ないが、何倍かの大きさで画いてあったら、別な迫力、味わいがあるのではないかと思った。
 三十六景の後から画かれたという、十景も含めて、「諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀か瀧」など、何枚かの瀧の画も表現がユニークで面白かった。