レストランカフェTuteamos

東浦和にある小さなレストランカフェTuteamosというところで妙齢さんと一緒にランチをした。南米に住んでいたという品のいいご夫婦で昼だけ営業しているという。カウンターに美術の先生をしているという娘さんの、小さな刺繍絵が飾られていた。
 私は耳慣れないアクアパッツァなるものを頂いた。ボリュームが足りなく量的には物足りなかったが、味は良かった。女性には適量だろう。店名が気になったのでママさんに聞いてみた。スペイン語で相手を言う場合、tuとustedを使い分ける、親しい仲では、tuを使う。わたしもラジオ講座で多少スペイン語を勉強したので、このtuteamosという言葉、聞いたことはなかったが、ママさんの説明では、tu te amosというように説明していた。家に帰って、辞書を調べたり、Web翻訳をしてみたが、文法的にも何かおかしい。
 メキシコ駐在している次男の嫁はスペインに留学経験もあるので教えを請うた。スカイプで聞いてみると、tutearという動詞で、“tuを用いて話す“とか、“君、僕で話す”という意味だと教えてくれた。何事も先達はあらまほしけれだ。
tuteamosはtutearの人称変化形だ。
 スペイン語を勉強して、息子夫婦と孫のいるメキシコに行くつもりだったが、数年前の豚インフルエンザが流行った時期と重なり、行きそこなった。3月末には帰国が決まったので、スペイン語勉強熱も冷めてしまったが、スペイン語がどんな言語かが多少分かって勉強になった。