禅をきく会

毎年この時期に開催される「禅をきく会」の講演会に参加した。平日の昼なので800人程の参加者はほとんどがシニア層。
 曹洞宗の教化センターが主催している。大宮ソニックシティの大ホールを借りて行う。かなりの費用もかかると思うが、入場無料でありがたいことである。
 毎回、曹洞宗の僧侶だけでなく、他宗の僧侶や、仏教学者や哲学者など著名な方が公演してくれて、勉強になる。過去には玄侑宗久、南直哉、田上太秀さん等の講演を聞いた。
 今回の講師は、哲学者でアドラー心理学者の京大、岸見一郎さんと、岩手県正法寺住職の盛田正孝老師、私と同じ歳だ。
 この日は、偶然にも開演前に、大学卓球部の後輩夫婦に出会い、講演会終了後、昔話や、近況、仏教談義など懐かしく、楽しいひと時を過ごした。
 毎日、平凡、静穏に暮らすのも良いが、時々日常性から脱却して、こういう講演会に参加したり、旧友との再会は知的刺激があって勉強になる。
 アドラー心理学フランクルの話、など興味深かった。道元正法眼蔵の「有時の巻」の話も出て、また、正法眼蔵を再読したくなった。f:id:henrymiura:20180308143706j:plain