「臘梅」を調べるなかで、旧暦についても調べた。二十四節気というものがあることを知った。俳句などをやる方には常識なのだろう。1太陽年を日数や太陽の黄道上の視位置によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を付したものという。夏至、冬至を二至、春分、秋分を二分、併せて、二至二分、立春・立夏・立秋・立冬を四立、二至二分と四立を併せて八節という。他に大寒、啓蟄などは聞いたことがあったが、「雨水」「穀雨」「白露」他の節気などは聞いたことがなかった。
太陰暦は中国の殷、周時代から使われ、その後、戦国、春秋時代と、いろいろと改善を重ねて使われてきたようだ。我々太陽歴しか知らない人間にはややこしくてどうもよく分からない。
二十四節気までは分からなくても、「八節」や「啓蟄」などの言葉と季節感は日本人として残していきたいものだ。
節分は過ぎたが、改めて調べなおした。季節の移り変わる時のことで、立春、立夏、立秋、立冬の前日のことだから、本来は年四回あるわけだ。現在は立春の前日しか一般には言わない。
節分の豆まきも、28棟700世帯が住む我マンションでは節分の「鬼は外、福は内」の声は聞いたことがない。子供たちが巣立った高齢者が増えたことも一因だろうが、寺ではまだ残っている。街中からこういう文化が消えていくのも寂しい。
ところで、西欧にも色々な暦がある。ローマ暦、ユリウス暦・シーザー期、ユリウス暦・アウグスティス期、グレゴリア暦、イスラム(ヒジュラ)暦、などどれも難しい。ローマ暦は1年が10ヶ月しかなく、1,2月がなく3月から始まる。だから、9月は7番目を意味するSepteber(septem:ラテン語でsevenの意味)、10月が8番目でOctober(octo:ラテン語でeight ご存知octopausは8本足のたこ)・・・以下同様。
インターネットで世界各国のカレンダーを見ることができる。それぞれのお国柄で、皆特徴がある。イスラム教が太陰暦を使っていることは分かるのだが、イスラム国家もそれぞれ異なるようだ。
イスラム暦の週の休日は金曜日で、週休2日制のアラブ首長国連邦では木曜・金曜が週末の休日になっているそうだ。
暦と休日を調べるだけでもその国の宗教、文化がわかることを知った。それにしても太陰暦は難しい!
以下はローマ暦の説明のあるURLです。
http://www.tisen.jp/tisenwiki/?%B7%EE%A1%CA%A5%DE%A5%F3%A5%B9%A5%EA%A1%BC%A1%CB
次は<世界のこよみー展>から
http://www.gekkou.or.jp/k-1/ht-04/wcf10-1.html