雨水

 立春のあとの二十四節気が「雨水」、今まで聞いた記憶がなかった。今日のTVのニュースで「雨水」を説明していた。毎年説明があったのだろうが、自分の耳には聞こえていなかったのだろう。
 二十四節気を読んでから気になってきた。雨水の次はご存知「啓蟄」その次が「春分」。ここまでは分かるがその先は、清明穀雨立夏、小満、芒種夏至と続く。春分夏至の間の節気は、立夏以外、聞いたことがない。NHKのニュースではその都度の節気を説明してくれていたのだろうか。
 それぞれの節気には、季節をちょっと先取りした語感、意味があって、味わいがある。
 アメリカには二十四節気のように季節を細かく分けた表現はないと思う。まして、日本のように「春分」「秋分」を祝日にはしていない。日本人でよかったと思う。こういう節気(季節)の変わり目を味わう、こころのゆとりを忘れたくないものだ。
 中国や東南アジアは似たようなものがあるのだろうが、ヨーロッパはどうなのだろうか。