河鍋暁斎(かわなべきょうさい)美術館


 日曜美術館で紹介された河鍋暁斎の美術館が蕨市にあるというので行ってみた。私は全く知らなかったが、1831年天保2年) - 1889年(明治22年)4月26日)は幕末から明治にかけて活躍した絵師で海外でも高く評価されているという。美人画や漫画、風刺画、水墨画など幅広い。

 ロンドン出身の建築家のジョサイア・コンドルが日本文化に傾倒。画家の河鍋暁斎に就いて学び、「暁英」という号を与えられた。  このコンドルさん、お雇い外国人として来日し、辰野金吾ら、創生期の日本人建築家を育成し、建築界の基礎を築いたそうだ。岩崎邸や古川邸など財界関係者らの邸宅を数多く設計した。古川邸にも行ったことがあるが、たまたま見に行った河鍋暁斎とコンドルがそういう関係だということを初めて知った。“Henryも歩けば、棒に当たる”、まだまだ知らないことがたくさんあるものです。
 ところで、この河鍋暁斎美術館、住宅地の中にひっそりとあるが、入場料は300円、おまけに美味しい紅茶を出してくれる。画廊喫茶に行くよりも良い。こういった絵画の好きな方なら、是非一度行かれたらいいと思う。
 河鍋暁斎記念美術館のURLは以下の通り
 http://www2.ocn.ne.jp/~kkkb/index.html