団地の植裁管理&長期修繕計画

 団地の敷地内の植裁管理、中央緑道・公園の改善計画のプロジェクトに参加している。このプロジェクトの企画で京王線永山の聖ヶ岡団地に行き、セミナーを聞いて、団地の植裁管理の実際を見学した。95戸の小さな団地だが、コンサルタントに相談し、理事会と植裁委員会が3年がかりで実施したという。
 わが団地と同じ、エレベーターのない5階建てだ。わが団地も地区30年になった。700戸の比較的大きな団地だ。毎年800万〜1000万をかけて樹木の剪定や、芝生など植裁管理を業者に委託して管理している。 難しいのは、1階の人は日陰になる、うっとおしいから剪定、伐採してほしいという。3階以上の人は眺めがいいので切らないでくれという。それぞれ、十人十色の意見がある。これらの意見の違いを、話し合いによりコンセンサスをとるのは容易ではない。
 住民の皆さんが、快適に気持ちよく暮らすことができ外部の人から見てもいい団地で、住みたい、買いたいという気持ちにさせ、団地の付加価値を上げることも必要だ。
 限られた、長期修繕積立金の予算の中で実現していくことは大変だ。わが団地のように、外部に委託するのではなく、自前の管理組合の理事だけでこういうことを、計画、実行していくのは並大抵のことではない。まして、理事会の理事は1年交代、数年を要する、長期修繕計画の立案、実施はなかなかむずかしい。
 そんなわけで、5年後の長期修繕を目指して検討をはじめようと、プロジェクトがスタートした。メンバーにはここ数年の理事長や副理事長、長期修繕部経験者や今年度の理事、長期修繕部の方、自治会の花クラブなどの方々が参画している。
 皆さん,いろいろな意見は言うが、リーダーとなって、このプロジェクトをまとめ、引っ張っていく人は今のところいない。1年くらいならいるかもしれないが、最低3年くらいは覚悟しなければならないとなると、いくら団地の為にと思っても、無償ではつらいだろう。
 私にやってくれという声もあがり始めたが、防災会の仕事は当面しばらく続けなくてはいけないし、植裁管理や長期修繕まではとても私では勤まらない。さてどうしたものか。