[机草子]<高倉健の死を悼む その2>
「鉄道員(ぽっぽや)」も素晴らしい映画だった。もう一度見たいと思う。この映画の主題歌が「テネシーワルツ」だったということを忘れていた。テネシーワルツと言えば、江利チエミが若かりし頃歌って大ヒットした曲だ。この映画の主人公夫婦にふさわしいテーマ音楽を決める際に、チエミの元夫である高倉健が「僕なら、テネシー・ワルツですね」と発言したことによる。ただし、降旗康男監督がこの曲を映画のテーマソングにすることを高倉に告げた際には、高倉は「個人的」と渋ったという。
江利チエミと高倉健のこと色々とあったようだが、それも含めて高倉健らしい男の生き方だと思う。
テネシーワルツは好きな曲で、チエミがこの曲を歌ったのは1952年、私が8歳の時だ。当時は雪村いずみと共にアメリカンスタンダードを色々と歌っていた。私の姉たちが口ずさんだり、ラジオから流れるメロディーを覚えて、義兄に買ってもらったハモニカでテネシーワルツ他を、小学生の頃からよく吹いていた。
ここのところ、テレビで高倉健の映画を放映してくれている。先日は「あなたへ」、今日は「ほたる」、録画したものをゆっくり見ようと思う。任侠ものは良いとして、「鉄道員」や「八甲田山」もう一度見たいと思う。
しばし、高倉健にはまっています。