秋吉敏子 ジャズマスターズ

 ALSと闘っているアメリカ駐在時代の友人が病床でブログを書いている。私の薦めで書き始めたのだが、ご本人の闘病記、ご家族のサポート、友人の皆さんの励ましのコメントなどハートにしみる。
 その彼が、秋吉敏子さんがジャズマスターズに選ばれたことをブログに書いている。Jazz好きのHenry君がこのことを知らなかったことが恥ずかしい。彼のブログにも書いてありますが、数年前に秋吉さんが「ジャズを生きる」という本を岩波新書から出した。ジャズプレーヤーが岩波新書を書いたのは彼女だけだろう。ジャズにあまリ関心のない方にも是非読んでいただきたい素晴らしい本だと思う。
 私が秋吉さんの音楽を始めて聞いたのは、今から30年近く前だろうか。NHKのFMで本多俊夫が後世の人はこの音楽をどう評価するだろうかと解説した、「MINAMATA」と「SUMIE」だった。特に「MINAMATA」は能の謡から始まり、わらべ歌で終わるという、組曲風の演奏で今でも印象に残っている。テープで録音しただけなので、レコード,CDは持っていない。CDのない時だったので、今はCDも出ているのだろうか。
 ともかくも、日本人のジャズピアニストがこのようなすごい賞をもらったことを嬉しく思う。手持ちの何枚かのCDを聞きなおしてみようと思う。
 以下はインターネットにあった記事から、

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全米芸術基金が選ぶ生きたジャズの伝説、ジャズマスターズに日本人として初めて加わることが決まったピアニストの秋吉敏子さん(77)が12日、07年組として選ばれた他の6人とともに、トニー・ベネットさん、ナンシー・ウィルソンさんらの先輩マスターに囲まれて写真に納まり、「伝説」の仲間入りをした。
秋吉敏子さんのプロフィールは以下のURLでご覧下さい。
http://wmg.jp/artist/akiyoshi/profile.html