勿来の関

 いわきからの帰路に、勿来の関に立ち寄った。はて、「勿来の関」はどういう由来だか思い出せない、いや知らなかった。
 5世紀に作られたこの関所は、同時代に作られた、白河の関、念珠ヶ関とならんで ”奥州三古関”と呼ばれている。”来る勿れ”という意味を持つ地名は、この地が、古代蝦夷人たちが住んでいた蝦夷地への入り口であったことを今に伝え、現在も、関東と東北との境となっている。とのこと。
 平安時代頃のことかと思ったが、もっと古く、五世紀のことだとは知らなかった。
勿来の桜は有名なのですが、いくら暖冬といっても、まだ桜は咲いていなかった。