“うらたじゅん”さん個展

 “うらたじゅん”さん個展を南青山のbilliken galleryという小さなギャラリーに見に行った。うらたさんはつげ義春さんらと一緒に活動している、漫画家、イラストレーターである。
 うらたさんとは大阪枚方市の牧野に住んでいたころ、彼女が駅近くの「灯屋」という飲み屋さんでアルバイトしていた時に知り合った。そこのママさん(ノノさんと言っていた)も演劇をやっている。店は大皿料理を出してくれ、ママのノノさんは、初対面の客同士の仲を取り持って、酒を飲みながらの楽しい会話に誘い込んでくれる。ノノさん、じゅんさんの人柄と店の雰囲気が良いのので、自称(他称)売れない小説家、画家などの芸術家?が集っていた。うらたさんもそういう話の中に加わる。うらたさんも三度のご飯よりも好きなマンガを小さい時から描き続け、現在はたくさんの漫画やイラストを描いている。
 20数年ぶりに個展の案内の葉書が来たので見に行った次第だ。

 ギャラリーに飾られているイラスト画も3,4万のものがほとんど売約済みになっていた。ほのぼのとしたメルヘンチックな絵がさわやかだ。最近は北冬書房から“うらたじゅん作品集”「嵐電」という漫画を出版している。彼女のHPはhttp://www.eonet.ne.jp/~urata/です。
 個展では会えなかったので、機会をみて再会したいと思っている。