府中:大國魂神社

 4月13日、昭和記念公園からの帰りに、府中の大國魂神社に寄った。府中本町の駅から5分ほどの街中にあるが、創建が景行天皇の41年というから、およそ1600年くらい前に建てられた、由緒、歴史があり、風格のある神社だ。武蔵国総社、旧社格は官幣小社主祭神大國魂大神大国主命と同神とされる。
 
 神社参拝には参道の歩き方、手水の仕方、神殿参拝の仕方など、約束事がある。通常の神社は二拝、二拍手、二拝。出雲大社は二拝、四拍手、二拝と異なることは、出雲大社に行ったときに知った。
 今回、拍手をうつのは神様を呼ぶため、ではなく、自分が素手であること、何の下心もないことを神様に証明するためのものということを、webの「神社参拝の仕方」で学んだ。

 参道の真ん中は「正中」と言って神様の通る道なので、参拝者は端を歩かなければいけないことは承知していたが、右左どちらでもいいのだろうか。伊勢神宮では右側を歩いた記憶なのだが。はたして?
 
 地元の人だろうか、鳥居をくぐる時だけでなく、帰るときにも鳥居から本殿に向っておじぎをしている方が多かった。日本”文化”、「形」が大切、私も形を尊重し会釈して帰った。

参道には欅(ケヤキ)が植えられている。これは、源頼義公・義家の「前九年の役」と、徳川家康によるものとされている。 東京都立農業高等学校手前のけやき並木北交叉点まで伸びる「ケヤキ並木」は、正式には「馬場大門のケヤキ並木」といい、大正13年に日本で2番目の天然記念物として指定されており、ケヤキ並木としては日本で唯一の天然記念物である。